教員が育児休業を取得すべき3つのメリット

育児のこと

こんにちは。公立高校教員のたこぽんです。

今日は「教員が育児休業を取得すべき3つの理由」について、お話ししていきます。

私には2人の子どもがいます。
2022年11月現在、上のが女の子で4歳で保育園通い。
下が男の子で1歳です。

現在は下の子の育児休業で、2022年度の1年間、仕事を離れています。

「男性が1年間育休に入る」というのは今の職場では前代未聞で、周りからは驚かれました!
男性が育児休業に入る、というのも珍しい職場なので、それが1年間、というところでも驚かれたんでしょうね。

そんな自分が、育休をとってよかったと思えるメリットを3つ紹介していきます。

自分の子どもの成長が実感できる

まず1つ目がこれです。
自分の子どもの成長が実感できる!

…「なにを当たり前なことを!」と思われるかもしれませんが、文字面以上に、やっぱり実感として大事ですね。

というのも、私は上の子の時は育休をとりませんでした。
ちょうど今の学校に異動してきたばかりだったということもあり忙しかったんですね。
さらに主顧問として部活指導をやっていたので、タイミングが合わずに取れなかったんですね。

それでも、自分としては上の子の面倒も見ているつもりではいました。
しかし、妻と話すと「あの時、(上の子は)ああだったよね〜」と言われても、
「そんなことあったっけ?」となってしまうことが、あります。

実は、上の子の成長は、自分自身が目の当たりにしていなかった部分も多かったんです。
それを、今ではたっぷり見ることができます!

初めて立った時や、言葉を発した時を、妻と一緒に見ることができたのは、よい体験です。

夫婦間の子育ての共通経験を持てる、というのは大事な事だと思います。
子どもは、いつかは家を巣立ちますが、夫婦はその後も一生、一緒に歩むわけです。
その時に子育てした時の思い出を一緒に話せる、というのはいいことだと思います。

あとは単純に、この時期の赤ちゃんって、かわいいですね!
こっちが笑いかければ笑い返してくれるし、歩き始めヨチヨチと親を追いかけてくる姿もたまらないですね!

…すみません、ただの親バカです(笑)
大きくなってくると、こっちの話が通じるのはいいんですが、それに応えるのも疲れてくるんですよね。
4歳の上の子は話が通じる分、楽しい時はいいが、疲れることも多々ある。。。

それがなく、単純にかわいいと思える今、できる限り一緒にいられるのは、素晴らしいメリットだと思います。

教員の仕事について考え直す事ができる

2つ目は、教員の仕事について考え直すことができるという点です。

考え直す、といっても、別に教員を辞めるということではないですよ!

教員の仕事は非常に多忙です。
私も昨年までは教育現場で働いていました。
その時は、毎日の仕事を回すだけで、先のことを考える暇なんて、ほとんどありませんでした。

自分は今後、どういう教員になりたいのか?
なんのために教員をやっていて、何を成し遂げたいと思っているのか?
どのような学校に異動を希望していくのか?
自分自身のキャリアは?
教員を辞めて、転職の可能性は?

と思いながらも、そんな暇もないまま、日常の業務に忙殺されていました。

生徒に対しては

将来やりたいことを明確にして、大学選びをするんだ!

とか言っておきながら、自分自身の将来は明確になっていない・・・。

こんな現状はよくないな、と思っていました。
しかし、自分自身のことを深く考え直す暇もないまま、日常の業務に忙殺されていました。

育休を取れば、自分自身のことを考え直す内省時間は取れます。

特に今、自分が内省時間として使っているのが、子どものお昼寝時間です。

1歳の息子は、朝寝(8:30頃〜10:00頃)と、昼寝(13:00〜15:00)の2回は寝ています。
この時間に、改めて「自分は将来何をしていきたいのか」や
「教員としてやっていきたいことは何か」を考え直しています。

最近では、胸を張って現場に戻ることができそうなところまで整理ができています。

これも、育休という時間がなければ、整理することができなかったでしょう。

スキルアップにつながる

3つ目は、自分自身のスキルアップにつながります。

2つ目にもつながる話なのですが、育休に入ると、ある程度時間が取れるようになります。
その時間で、私は今までできていなかった勉強を進めていきました。

教員として生徒の前に立って偉そうに話しているけど、自分自身が世の中のことをわかっていない!
在職中はヤバいヤバいと思いつつも、忙しさにかまけて行動に起こせず。。。

そこで、私は簿記3級FP3級の勉強をはじめました。

なぜこの2つの資格なのか?
簿記検定(日本商工会議所及び各地商工会議所主催 簿記検定試験)で学ぶ簿記は、
現代経済の基本を学ぶことができる検定です。
現在の株式会社がどのような考え方でできているのか理解するには、簿記の考え方が必要不可欠です。

FP検定(ファイナンシャル・プランニング技能検定)は、現代の生きる上での基本的な金融知識を学べる検定です。

・失業した時、どのくらいの失業手当がもらえるの?
・年金の仕組みって?
・不動産を持つとどんな税金を払わなくてはいけないの?
・親の相続をするときの税金はどのくらいかかるの?
などなど・・・

これらの知識を勉強を通して学ぶことができるのがFP検定です。

この2つの資格取得を目指して、勉強を進めていきました。
勉強時間は、子どもの朝寝と昼寝時間。
あとは、家族が起きてくる前の早朝の時間も使い、勉強を重ねました。

1月から勉強をスタートして、3月には簿記3級に合格
6月にはFP3級に合格することができました!

簿記の考え方は学んでいて楽しかったので、その後も勉強を継続。
8月には簿記2級に合格することができました!

今まで履歴書に、教員免許しか書くことがなかった自分。
胸を張って書ける資格を増やすことができました。
(今後、教員を辞めざるを得なくなったとき、多少は評価されるかも?)

今後、自分は大学院進学を考えています。
そのための準備も、今から少しずつやっていきたいなと思っています。

何を学ぶにせよ、学び続ける姿勢というのは、教員にとって重要なことだと思います。
スキルアップのための時間が育休取得によって手に入れることができるのです。

まとめ

①自分の子どもの成長が実感できる

②教員の仕事について考え直すことができる

③スキルアップにつながる

育児休業をとるべき3つのメリットとして、以上、紹介させていただきました。

教員自身が、前向きに子育てをとらえて学び続けることが重要です。
そんな経験をした教員が現場にあふれることで、きっと生徒にも良い影響になるはず!

なので、育休を取るか悩んでいる先生方は、ぜひ積極的に取得してみてください。
きっと、良い経験になると思いますよ!
今日はこんなところで。

ではでは(^^)/

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